あなたはボンカレーって知ってますか?
古くからあるレトルトカレーで、ネームバリューも高いので知っている人のほうが多いでしょう。
さて、そんなボンカレーですが、実は現金化初期にはキャッシュバック方式の商品として扱われていたこともありました。
なんと、ボンカレー中辛1袋に新品のJCBギフト1,000円券を10枚つけて総量込みで12,500円で販売していたのです。
JCBギフト券をそのまま換金したとしても1万円です。
残りのボンカレーが2,500円するとはちょっと考えづらいですよね。
みなさんお気づきのようにこのボンカレーはクレジットカード現金化のために買われていたものでした。
クレジットカード現金化とは、クレジットカードのショッピング枠を現金に換金することです。
このボンカレーのような商品を購入して、それを転売することでお金にします。
今回は、ボンカレーをつけることによって贈答品という名目をとりながらJCBギフト券を高値で売っていたということですね。
ボンカレーの他にもカリー屋カレーやさとうのごはん、中華丼などもありました。どれも付随するものはJCBの商品券で金額帯も似たようなもので差はありません。
さて、このボンカレーやさとうのごはんは一体なんのための商品なのかというと名目的にはお中元やお歳暮などの贈答用の食品類という建前ですが、実際はそうではありません。
この建前というのもクレジットカード会社に対してあるもので違法性はありません。
いわゆるクレジットカードのショッピング枠現金化を個人で行うための商品なのです。
現在、Yahoo!Japanでは商品券や切手などの換金することが容易な商品をクレジットカード決済することができなくなりました。
その背景としてクレジットカードのショッピング枠を現金化することはカード会社における利用者との契約違反行為でありそれを助長することになるからです。
そういった世の中の風潮からもこのネットショッピングサイトでの商品券のクレジットカード決済による販売も近い将来、規制されることになるでしょう。
今ですらこの商品のレビューには「ギフト券は基本的に法律でカードでの購入は禁止されていますが、ボンカレーという物をつけることでそれを回避しているだけの代物です。」という辛い評価をされております。
ただ法律では商品券をクレジットカード決済で購入すること自体には違法性はありません。
現にJCBギフト券をJCBカードで購入することも可能です。
なのでボンカレーの現金化方法もクレジットカード会社は黙認とする可能性もあるのではないのでしょうか?